たっぴーさん家

用途|住宅  
場所|京丹後市峰山町  
竣工|2024.8  
床面積|159.5㎡  

祖父母から孫へと引き継ぐ実家のリノベーション。
世代が二代変われば、暮らし方や価値観、慣習にも差が出るもの。隠居の先代と母屋の当代が、設計段階で時間をかけて腹を割って話し合い、何度もお互いの妥協点を探った末にたどり着いた最大公約数が、今回の間取りだと考えています。
外観は、地域の景観の延長として焼杉を用い、元玄関だった場所の存在感をやわらげるようにしながら、内外の目線を切る小さな庭を設けました。
ピアノや運動ができるプレイルーム、やわらかく区切られたヌック、隠居の祖父の居室とリビングの拡張機能を兼ねた和室など、家族のいろんな瞬間に寄り添える住まいを目指しました。