HATAYA.-Cafe & Guest house
用途|複合用途(飲食店+ゲストハウス)
場所|京丹後市網野町
竣工|2023.10
床面積|178㎡
島津は、かつて「丹後ちりめん」の生産が盛んだった地域で、ひと昔前までは機工場(はたこうば)が多く建ち並んでいました。
現在では時代の流れとともに多くの工場が廃業し、空き工場となっています。
HATAYA.も、もとはボロボロの機工場で、裁判所が管理する競売物件でした。
無秩序な増築と足の踏み場もないほどのゴミで埋め尽くされた状態で、台風の際には物が飛散したり、増築部分が倒壊する危険もあり、周辺の方々からも恐れられる存在となっていました。
その建物が、地域の人に愛される場所となるよう、再生のお手伝いをさせていただきました。
外観は、島津の機屋さんによく使われていた横張りの杉板を使い、オールド感のある塗料で仕上げています。アクセントには、鉄分を多く含み緩やかに錆びる石を使用。もともと景観の美しい集落なので、異質にならないよう配慮しつつ、店舗らしさも感じられる外観としました。
内装は、工場の構造を活かしながら、レトロで無骨な空間に。
ゴミの山から掘り出した「紋紙(もんがみ)」(織物の図柄を設計する型紙)も、仕上げの一部として使用しています。
お店を訪れた際は、ぜひ紋紙にも注目してみてください。
※写真の最後3枚がリノベーション前。最後の写真に無造作に積まれているのが紋紙です。
現在では時代の流れとともに多くの工場が廃業し、空き工場となっています。
HATAYA.も、もとはボロボロの機工場で、裁判所が管理する競売物件でした。
無秩序な増築と足の踏み場もないほどのゴミで埋め尽くされた状態で、台風の際には物が飛散したり、増築部分が倒壊する危険もあり、周辺の方々からも恐れられる存在となっていました。
その建物が、地域の人に愛される場所となるよう、再生のお手伝いをさせていただきました。
外観は、島津の機屋さんによく使われていた横張りの杉板を使い、オールド感のある塗料で仕上げています。アクセントには、鉄分を多く含み緩やかに錆びる石を使用。もともと景観の美しい集落なので、異質にならないよう配慮しつつ、店舗らしさも感じられる外観としました。
内装は、工場の構造を活かしながら、レトロで無骨な空間に。
ゴミの山から掘り出した「紋紙(もんがみ)」(織物の図柄を設計する型紙)も、仕上げの一部として使用しています。
お店を訪れた際は、ぜひ紋紙にも注目してみてください。
※写真の最後3枚がリノベーション前。最後の写真に無造作に積まれているのが紋紙です。