シェアハウス ニケ荘

島津という小さな地域に、もっとたくさんの人が移住してきてほしい。
でも、移住してすぐに空き家を購入するのはハードルが高く、かといってアパートのような住まいもない地域。
それなら、自分たちで“住む場所”をつくろう——
そんな思いから、家主さんに元機織工場を安価でお借りし、地域の区長さん、移住支援会社、U設計室の3者で立ち上げた法人「シロウトニケ」が運営するシェアハウス【ニケ荘】が生まれました。
低予算での改修だったため、敷地内にあった小屋を解体した際に出た錆鉄板をエントランス壁に再利用。
家主さんが婚礼で使い、ずっと処分できずにいた金屏風は階段のインテリアとして、残されていた箪笥はキッチンの収納やカウンターとして活用しています。
また、内部の漆喰塗りはすべて地域の方々と一緒にワークショップ形式で塗りました。
※最後の3枚は、ワークショップの様子と、解体前の小屋の写真です。