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ふみさん家リノベ

リノベーション

ふみさん家のリノベ

先日、リノベーションが完了したふみさん家。

建物は平成元年にできた築30年の木造2階建て。

長く家族を見守ってきたお家も老朽化してきて、一部漏水があったり、床がふわふわしたり、襖が閉まらなかったり、何度か雨漏りや白アリの修繕をしていたりしていました。

2人いるお子さんもそれぞれ都会で活躍しておられ、これから夫婦でゆっくり過ごせる老後も住み心地の良い動線や、明るく楽しい家になる様に内部のリノベーションをしたいな。と考えはじめ、U設計室に相談していただきました。

改修前に調査させていただくと、柱についた傷やシールの跡、娘さんが書いた掛け軸、息子さんの絵、小さいころ好きだったウルトラマンの指人形など、2人のお子さんと家族4人で過ごした楽しい時間が見受けられました。

リノベーションの設計をするときは、こういった家族の過去や今の生活を見たり聞いたりしながら、これから始まるお家と家族の第二の生活を想像するので新築とはまた違う喜びがあります。

【ふみさん家の間取りのビフォーアフター】

【和室2間をLDKと寝室へ】

家で一番日当たりの良い場所にあった床の間は、寝室と物干し空間としてしか使用されていませんでした。

テレビを見たり、食事をしたり長い時間を過ごす茶の間は家の真ん中にあり、日が入りにくい部屋でした。

ダイニングキッチンは食事に使用しておらず、空間を持て余していおり生活スタイルと空間の広さがあっていませんでした。

寝室と隣接する明るく開放的なLDK。

夫婦2人が食事するカウンターダイニング。

キッチンは家事をしながらテレビが見れる位置に移動。

寝室はLDKと隣接して現在の生活と動線を変えない様にしながら、間に収納を挟むことでプライバシーにも配慮しています。床をフローリングにしたのは、この機に布団からベットに就寝方法を変えるため。 生活や身体能力の変化を見越して変えるところと残すところを一緒に考えるのもとても大事。

ポリカで区切られたサンルームを隣接することで寝室横で洗濯を干しつつ、光を取り入れられるようにしています。

【水回りの悩み改善】

洗濯機、乾燥機、洗面台、脱衣家具等、必要な設備をすべて置くには狭い洗面脱衣室。無理に置いたことにより、乾燥機が横になったり本来洗面台の正面に付くはずの鏡を横に取り付けなくてはいけなくなっていました。

洗面脱衣室は廊下を一部室内化して洗濯機を置くスペースを確保し洗面化粧台を設置しました。寝室を介してキッチンやサンルームへ家事動線も確保しています。

【玄関を明るく機能的に】

玄関は少し暗く、床がたわんでいたり、玄関のタイルが割れてしまっているのを改善して欲しいとの要望でした。

壁はや床を変えるととても明るい印象になりました。もとリビングの扉だった場所は花器を入れる棚に、深くて使えなかった階段下収納にも小さな扉を付けて収納力を上げました。

今回も素敵な施主さんと家づくりが出来て本当に楽しい時間でした。

次にお子さんたちが帰ってくるのはお盆でしょうか?久々の実家がおしゃれに変身しているので楽しみに帰っておいでやーーー!