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あつさん家のリノベーション

リノベーション

先代から引き継いだ家をこれから生活する家族にとって快適で過ごしやすいように、次の世代も使いやすいようにシンプルな間取りに。
そして来客が多いので、お客さんに使ってもらいやすい動線となるように計画しました。
京丹後で標準的な田の字に配置された和室4室を、居住スペースと客間に完全に分けるためのリノベーション。
和室2室とキッチン・ダイニングスペースから、廊下やホール部分・収納スペースを確保し、リビング・ダイニング・キッチン&寝室にしました。 
改修前はキッチンのすぐ後ろにダイニングテーブルがあり、ふすまを外した隣の部屋がリビングでした。
空間がつながっているのに視線が抜けないLDK。
対面式キッチンにして、キッチンに立ちながらリビング・ダイニングを見渡せるようになりました。

キッチンは、LDKの一体感を出しつつ、大容量の収納カウンターやガラスの垂壁でソフトに区切れるように仕切っています。
また、玄関からキッチンに荷物を持ったまま直接入れる入り口と、洗面脱衣所へ直接入れる家事動線も確保しました。


障子を閉めっぱなしでデッドスペースになっていた縁側と和室は、リビングダイニングに接続した寝室に。
窓を小さくすることで外の環境と室内が近く感じられるようにしました。

玄関は、居室とダイレクトに繋がっていて、なおかつ2階や水回りへ行く為に一度踏み段に下りてから廊下や階段に上がるという、来客が多いのに複雑な動線でした。
以前は、来客対応している横を家族が水回りへ移動ししなくてはならず、気を使っていました。
居室部分は狭くなりますが、玄関にホールをつくることで、来客対応中に2階や水回りの出入りがしやすいようになりました。
また、客間となる既存の和室からお客さんにトイレを使ってもらいやすいようにしました。
そして、お客さんから丸見えだった下駄箱を、柔らかく目線を切るための目隠しとして造作しています。

2階部分は広めの寝室のみでしたが、1階に寝室を確保したことで広い寝室が不要になりました。
このもと寝室は廊下と子供室に分けて、2階の動線をつくりました。

子供室はブルー、屋根裏はイエロー。廊下の白い壁は自然光で明るい印象に。

利用されていなかった屋根裏空間は物置(趣味部屋?)として活用できるようになりました。